床ずれのことを専門用語では褥瘡(じょくそう)と言います。
じょくそう(褥瘡・床ずれ)とは
圧迫等によって血行が遮断されることにより、皮膚に栄養、代謝障害が起きる。 この状態が長時間あるいは繰り返されることにより寝たきりの方、長期入院患者、術後入院患者の身体の接触面に、ただれが起こったり、悪化して皮膚や内部組織が腐った状態になることを床ずれ(じょくそう)と言います。
じょくそう(床ずれ)の原因
① 圧迫(体圧分散不良による血行障害)
② 湿潤(発汗・失禁)
③ 摩擦・ズレ
④ 内的要因(栄養不良・加齢・むくみ・知覚障害・体動能力)
以上の4点が原因と言われていますが、上記の様々な要因が絡み合って起こる複合要因であるとも言われています。
また、体表面温度32℃~36℃・体表面湿度60%~100%という床ずれの高発生条件をつくりやすい日本固有の風土(温暖多湿)も関連していると言えます。
何時間もの間、ベッドの上で寝たきり、寝返りが困難な方は背中やお尻が湿気で汗ばんできます。
寝返りができない身体の不自由な方や、病気で大量に汗をかかれる方、寝たきりの高齢者は背中やお尻が汗などの湿気でじょくそう(褥瘡・床ずれ)発症のリスクが高くなります。
湿気を少なくすることでじょくそう(褥瘡・床ずれ)予防対策になります。
本HPで紹介しているエアコンマットそよは、エアコンと名前がついておりますが、冷やすわけではなく、寝ながらにして、マットの中に風を通してその風で汗を乾かします。このことが、じょくそう予防(褥瘡・床ずれ予防)の湿潤対策になります。 上下にメッシュ生地を巻いたウレタンフォームがついています。
ハーフサイズをお選びいただきますと、横からくるくる巻いて体位変換の要領で敷いたり取ったりも可能です。ベッド上でリハビリをされる時は取り外した方が良いようです。夜間にオムツ漏れが心配な時は腰回りだけ防水のオムツシートを敷かれると良いかもしれません。
体位交換マットを下に入れていただくこともできます。
もしも汚れても、ハーフサイズはマットを取り外して洗濯機で丸洗いができます。
じょくそう(褥瘡・床ずれ)予防マットは高価な商品が多く、その分機能も優れています。青色の文字をクリックされると楽天市場の床ずれ防止マットの一覧を見られるようにリンクしました。機能やお値段を比較しやすいかと思います。
エアコンマットそよは湿潤予防という観点から見て、気温と湿度の高い季節をのりきるためにお勧めです。 介護される方も汗の度に着替えさせてもらわねばという申し訳ないような気分からも幾分開放され、背中もサラサラ、介護される方も、少しは負担が軽くなられるのではと推察いたします。
なお、じょくそう(褥瘡・床ずれ)になってしまわれた場合は「乾燥」は禁止行為となっておりますので、お医者さんに相談なさってくださいね。